水虫

水虫は、カビの一種である白癬菌が足の皮膚に感染して起こる病気です。感染する部位によって、現れる皮膚症状は異なります。かゆみをともなうことが多く、足にできる水虫には趾間型・小水疱型・角質増殖型の3種のほか、爪に感染するものもあります。足以外(体や手)にできるものもあります。

足の水虫(足白癬)の種類と特徴

  • ■趾間型

    指の間の皮膚が白くふやけてじくじくしたり皮がむけたりするタイプで、最もよくみられます。

    ■小水疱型

    足の裏や縁に小水疱や膿泡ができ、かゆみが強いのが特徴。小水疱は通常2~3mm程度ですが、時により大きくなることもあります。日がたつと赤くなって皮膚がむけてきます。

    ■角質増殖型

    足の裏やかかとがカサカサと乾燥、角質が厚く硬くなり、皮膚がむけ、ひび割れを伴うのが特徴です。かゆみなどの症状はなく、比較的まれなタイプです。

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水虫(足白癬)になってしまったら

①清潔と乾燥を心がける

白癬菌は湿気を好み、乾燥に弱いという特徴があります。悪化を防ぐためにも通気性のよい靴を履いたり、靴下のこまめな交換など、日常的に足を清潔に保ち、ムレを防ぎましょう。

②医師の指示に従った、正しい処置をする

自己判断で皮を剥いたり、水ぶくれを破ったりするのは、かぶれやただれ、化膿といった事態を招く可能性があります。医師によって処方された治療薬で適正な処置をしましょう。

③治療は根気強く

水虫の多くは春~夏季に悪化し、涼しくなると軽快します。ところが、これは治ったわけではなく、気温や湿度が下がって白癬菌が減少しただけで、また翌春には増殖して症状が再発することが多いです。水虫の治療では「治し切る」ことが大切です。自覚症状がなくなってからも2~4週間は治療をしっかり続けましょう。

爪白癬は再診のみ対応します

白癬菌は爪にも感染することがあり、この症状を「爪白癬」といいます。症状としては、爪が白~黄色に変色して厚くなり、白い筋ができたりボロボロと崩れるのが特徴で、単独または足の水虫とともにみられることがあります。また、治療せずに放置していると、爪の肥厚や変形が進行し、靴を履くときに痛みが生じたり、歩きにくくなったりします。
ただし、爪白癬は診断に検査が必要なため、初回のみオンライン診療では対応ができません。再診(当院にて外来受診・検査実施済)の方はオンライン診療が可能です。気になる症状があればまずはご受診ください。

当院のオンライン診療で処方するお薬
※下記の金額は、3割負担の方の場合になります。
  • ●ルリコンクリーム 10g

    1本¥280

    ■成分:ルリコナゾール
    ■用法用量:1日1回

  • ●ラミシール軟膏 10g

    1本¥250

    ■成分:テルビナフィン塩酸塩
    ■用法用量:1日1回

  • ●クレナフィン爪外用液

    1本¥1,760

    ■成分:エフィナコナゾール
    ■用法用量:1日1回罹患爪全体に塗布

  • ●ルコナック爪外用液

    1本¥1,160

    ■成分:ルリコナゾール
    ■用法用量:1日1回罹患爪全体に塗布

※症状によっては精査が必要な場合がございます。その際は来院または他院の受診をお願いする場合がございます。

注:外用薬の塗布について

水虫のお薬は、症状の種類に関わらず、両足・足底部全体に
塗布しましょう。

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