アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりをくり返す、かゆみのある湿疹を主な症状とする皮膚の病気です。また、患者様の多くがアトピー素因（※1）を持っているのもアトピー性皮膚炎の特徴です。
※1…アトピー素因とは、（1）本人または家族が、アレルギー性の病気（アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、ぜんそく、結膜炎など）を持っていること、（2）アレルギーと深い関係がある免疫物質「IgE抗体」を作りやすい体質を持っていること。
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アトピー性皮膚炎の主症状は「かゆみ」「特徴的な湿疹」「繰り返す」の3つです。
「かゆみ」について
アトピー性皮膚炎では、皮膚のバリア機能が弱まっているため、水分が蒸発し、外からの異物（刺激物質・アレルゲンなど）が皮膚の中まで入り込みやすくなっています。
皮膚の中まで侵入した異物は炎症をまねき、その結果、かゆみを引き起こします。かゆみのために皮膚をひっかくと、その部位の皮膚を傷つけて更なる炎症の誘発や、バリア機能の低下を増長し、かゆみが強まるという悪循環に陥ります。
「湿疹」の特徴
アトピー性皮膚炎の湿疹には次のような特徴があります。
■赤みがある
■左右対称に発生しやすい
■年齢によって症状の出やすい場所が異なる
幼児期（2歳未満）……頭皮、耳、頬、口の周りなど
幼児期〜学童期(2歳〜12歳)……首の周り、ひじの内側、わきの下、ひざの裏側など
思春期・成人期（13歳以上）……額、顔、首、胸、背中、ひじの内側など
「繰り返す」症状
乳児で2ヶ月以上、幼児～成人は6ヶ月以上症状が続くと、アトピー性皮膚炎と診断されます。
アトピー性皮膚炎の治療法は
①薬物治療（皮膚の炎症を抑える治療）
②スキンケア（皮膚の清潔を保ち、うるおいのある状態を保つこと）
③悪化要因の対策（環境中の悪化因子をみつけ、可能な限り取り除くこと）
の3つが基本です。
アトピー性皮膚炎の症状があらわれるときは、アレルゲンやストレスなど、いくつもの原因によって皮膚のバリア機能が低下している状態です。まずは炎症を抑え、症状を改善するために最適なお薬を使った治療が大切です。薬を使いながら、同時にスキンケアや悪化要因の対策を心がけましょう。
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5日分（10錠）¥220
■成分： ベポタスチンベシル塩酸
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※症状によっては精査が必要な場合がございます。その際は来院または他院の受診をお願いする場合がございます。
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