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【2026年花粉予測】関東は「大量飛散」の恐れも?
来春の傾向と、今から備える早めの対策
アレルギー
花粉症
2026年春の花粉飛散量はどうなる?(特に関東エリア)
なぜ今年は飛散量が増えるの?気象条件の背景
大量飛散の年にこそ有効な「初期療法」とは
混雑を避けてお薬を準備できる「オンライン診療」の活用法
2026年の年明けも近づき、そろそろ春の気配……と同時に気になるのが「花粉」の飛散情報です。 「去年は楽だったから今年も大丈夫かな?」と思っている方、2026年の春は少し注意が必要かもしれません。
気象情報機関から発表された第一報によると、東日本エリアでは「例年より多い」飛散が予測されています。 今回は、最新の予測データをもとに、2026年春の傾向と、飛散量が多い年にこそ実践したい「初期療法」について解説します。
2026年春の花粉飛散予測:東日本は「要注意」
2025年9月末~10月初旬に発表された予測によると、2026年春のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、地域によって大きく傾向が分かれます。
・西日本(九州~近畿): 例年並み、または例年より少ない予測です。
・東日本・北日本(東海~北海道): 「例年より多い」見込みで、地域によっては非常に多くなると予測されています。
関東エリアを含む東日本では、過去10年の平均(例年)と比べて1.3倍~2.5倍もの飛散量になると予測されており、十分な警戒が必要です。
飛散量が増える2つの理由
なぜ、2026年の関東エリアはこれほど花粉が多くなると予測されているのでしょうか? 主な理由は2つあります。
① 2025年の夏が記録的な「猛暑」だったから
花粉の元となる雄花(おばな)は、前年の夏に気温が高く、日照時間が長いほどよく育ちます。2025年の夏は全国的に高気圧の勢力が強く、記録的な高温・多照となりました。この「猛暑」が、2026年春の花粉を大量に作り出す原因となっています。
② 飛散量の「表年(おもてどし)」にあたるから
花粉の飛散量は、多い年(表年)と少ない年(裏年)を交互に繰り返す傾向があります。関東を含む東日本では、前シーズン(2025年春)の飛散量が比較的抑えられていたため、その反動で2026年は飛散量が増える「表年」のサイクルに入ると考えられています。
大量飛散の年こそ「初期療法」がカギ
飛散量が多いと予測される年は、症状が出るのを待ってから治療するのではなく、症状が出る前(飛散開始予測日の約2週間前、または少しでも症状を感じた直後)から薬を使い始める「初期療法」が非常に重要です。
初期療法のメリット
⚫︎花粉飛散のピーク時でも、症状を軽く抑えることができる
⚫︎症状が出る期間を短くできる可能性がある
⚫︎「薬が効かない!」と焦るリスクを減らせる
関東のスギ花粉は例年2月上旬から中旬頃に飛び始めます。大量飛散が予測される2026年は、1月下旬~2月上旬には対策を始めておくのが理想的です。
オンライン診療で早めの準備を
「まだ症状が出ていないのに病院に行くのは面倒」「インフルエンザなどが流行る時期に待合室に行きたくない」 そうお考えの方には、わかさクリニックのオンライン診療がおすすめです。
当院では、本格的な花粉シーズンが始まる前の「初期療法」のご相談もオンラインで受け付けています。 ご自宅にいながら医師と相談でき、お薬をご自宅へ郵送(または薬局受け取り)することが可能です。
飛散量が多い年は、耳鼻科やクリニックが大変混雑します。 混雑のピークに巻き込まれる前に、スマホひとつで完結するオンライン診療を活用して、2026年の春を賢く、快適に乗り切りましょう。
オンライン診療のご予約はこちらから可能です。