肌のざらつきやブツブツ、気になっていませんか？

もしかしたら、その症状は『ニキビ』の前兆かもしれません。

 

多くの人が、一度はニキビに悩まされたのではないでしょうか？

ニキビは思春期頃から発症し、長く続く慢性の病気です。

とはいえ、みんながみんな同じ回数ニキビに悩まされているわけではありません。

 

ニキビには「なりやすい人」「なりにくい人」がいるんです。

このコラムでは、“ニキビに「なりやすい人」と「なりにくい人」の違い”、“どうしたらニキビに「なりにくい」人になれるのか”などをお話していきます。

 

キレイな肌の友達を見て『うらやましい！』と思っていた方、必読です！！

ニキビの原因ってなに？

ニキビとは、皮脂が毛穴の中にたまることから始まる慢性的な皮膚の炎症で、『尋常性ざ瘡』というれっきとした皮膚疾患です。なので、「ニキビくらいで皮膚科にかかっていいのかな？」「ニキビだから、セルフケアでどうにかしよう」といった考えはNGです。

ニキビの3要因

①皮脂分泌について

毛穴の奥には皮脂を分泌する皮脂腺が備わっています。肌が健康な状態の時は、皮脂は毛穴を通って肌の表面へと排出され、ベールのようにうるおいを守る働きをします。しかし、慢性的なストレスや不規則な生活による自律神経の乱れ、思春期からの男性ホルモン分泌量の増加、高脂質・高糖質な食事などさまざまな原因によって皮脂の分泌量が過剰となり、うまく肌の表面に排出されなくなることがあります。

②毛穴のつまり

過剰に分泌された皮脂や古くなった角質などが毛穴に詰まると、当然、皮脂が中に閉じ込められてどんどんたまっていくという悪循環を引き起こします。貯まってしまった皮脂はニキビの原因である「アクネ菌」の栄養源となってしまいます。

③アクネ菌の増殖

ニキビの原因として知られるアクネ菌ですが、人間の肌に元々住み着いている常在菌のひとつであり、普段は肌を弱酸性に保つなどの働きを持つ肌にとって大切な常在菌です。そのため「アクネ菌を除去する」のではなく「アクネ菌が過剰に繁殖しないようケアする」ことが大切です。

初期段階でしっかりケアが重要！

ニキビの前段階は毛穴のつまりです。一番初期の状態は『マイクロコメド』と呼ばれていますが、これはなかなか目で見つけられるものではありません。 見た目では特にわからないのですが、実際には毛穴の出口が狭くなって、皮脂が詰まりはじめている状態です。 これがさらに悪化し、角質と皮脂が混ざった角栓で毛穴が詰まると『コメド』という状態になります。 触るとザラザラしています。

『コメド』への治療薬は皮膚科で処方される塗り薬で、医療保険が適用されます。毛穴のつまりを改善する作用があり、中には殺菌作用を併せ持つものもあります。

3ヵ月以上を目安に使い続けることで、ニキビのできにくい綺麗な肌を目指せます。

そもそも『コメド』を生じさせないためには？

『コメド』にはできやすい人とできにくい人がおり、できやすいと言われている人には以下のような特徴があると言われています。『コメド』や『ニキビ』ができやすいと思っている方、一度ご自分のライフスタイルを振り返ってみましょう。

コメドができやすい人の特徴

繰り返しになりますが、『コメド』は皮脂が過剰に分泌してそれが毛穴に詰まることが原因です。そのため、皮脂分泌が盛んな人は『コメド』ができやすい傾向があります。具体的には次のようなタイプの人です。

〇脂質や糖質を摂りすぎている人

脂質や糖質の摂りすぎは、皮脂の過剰な分泌につながり、毛穴の詰まりや『コメド』を発生させる原因になります。

 

〇睡眠不足が続いている人、ストレスが溜まっている人

睡眠不足やストレスの蓄積は、自律神経のひとつである交感神経の働きを優位にします。すると、男性ホルモンが活性化して皮脂の分泌が盛んになるため、『コメド』ができやすくなります。

 

〇間違ったスキンケアで皮脂を取りすぎている人

ニキビができやすい人の中には、皮脂分泌を軽減させようと1日に何度も洗顔したり、洗浄力の強い洗顔料を使ったりする人がいます。しかし、このケアは間違いです。このようなスキンケアを続けていると肌にとって必要な水分を失わせてしまい、その結果乾燥を招くようになります。肌は乾燥するとかえって皮脂を分泌しようとするため、結果として毛穴が詰まり、『コメド』のできやすい肌になってしまうことがあります。

 

上記のほかにも、女性ホルモンの影響で皮脂の分泌量が増加する月経前や、思春期の成長ホルモンなど皮脂分泌が盛んになるため、毛穴の詰まりやニキビのできやすいタイミングです。

『コメド』できてしまったら、皮膚科医へ

ニキビ治療が遅れてしまうと、ニキビ跡になったり、ニキビの炎症が続いてシミになったりすることもあります。ニキビをキレイに治すためには、できる限り早期に発見し、皮膚科で適切な治療を受けることが重要です。前述のとおり、『コメド』の治療薬は、皮膚科医が処方する塗り薬です。『コメド』を放置して、手遅れになる前に皮膚科医を受診して適切な治療を受けましょう。

ニキビ治療にもオンライン診療

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