お知らせ
わかさクリニックグループの現在までの取り組み vol.3 地域医療への想い
2025年を目処に地域包括ケアシステムの構築が進められています。
住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるように、医療・介護・住まい・予防・生活支援などを地域で包括的に提供するシステムです。
外来や在宅医療として地域のかかりつけ医が日常の医療を提供し、さらに病気が進んだら大きな病院で専門的な医療を受けるという体制です。
私たちわかさクリニックグループでは、それぞれの地域の医療ニーズに応えるため、
外来と在宅医療に対応する所沢市若狭の「わかさクリニック」
所沢駅前に在宅医療中心の「わかさ在宅クリニック所沢」
介護ニーズに応えるため、居宅介護支援事業所を「わかさクリニック」「西所沢」「入間」の3か所に展開しています。
在宅療養ニーズには、2つのクリニックの他に「オレンジ訪問看護ステーション」で対応しており、他の事業所様との連携も行なっております。
「地域のかかりつけ医」にとって大切なことの一つに、適切なタイミングで必要な診察・検査・治療がうけられることと考えています。
いつでも診察・検査と治療が受けられることが、みなさんの安心につながるからです。
その安心のために、外来診療では365日年中無休の体制を、在宅医療では365日24時間体制を構築しています。
また、診療に必要な検査機器としてCTやMRIなど一般的な病院で行えるような検査機器の設置を進め、来院時に速やかに検査が行える体制を整えてまいりました。
現在、当院ではPCR検査を土日祝日休むことなく連日行っております。
外来では川端院長を中心にPCRチームをつくり、即日結果が出るPCR機器を3台体制でフル稼働して検査を行っています。
これらPCR検査は、外来だけではなく在宅医療の現場でも重要な検査を担っています。
高齢者施設で発熱者が出た場合、他の方が濃厚接触者となるためPCR検査が必要となります。
日々の生活の場での集団感染を防ぐためにも、当日の検査と迅速な検査結果の確認が生活の安心に直結します。
当院では、これまで間嶋理事長を中心としたPCR検査チームが延べ20回以上(対象者は数百名に登ります)各高齢者施設へ、要請があった後、直ちにかけつけて検査を行なってまいりました。
この即日検査結果が出る体制を評価していただいたからか、最近某国へ数時間後に緊急に出発する必要があった方々からの検査要請にも対応、企業様の各種イベントにおけるスタッフの方々へのPCR検査依頼もいただいています。
このような行動には、十分な知識と日々の情報更新が必要となります。
わかさクリニックには防衛医大をはじめとする多くの先生方が非常勤として毎日いらっしゃっており、先生方とスタッフの間で常に新しい医療知識の共有を行うことができる環境にあります。
また、新型コロナウイルス感染者自宅療養者への訪問診療を管理する在宅医療課では、毎朝のカンファレンス時に医師とスタッフ合同で最新の情報共有を行ない情報のアップデートを行っています。
地域の皆さんとの交流も、コロナ前は積極的に行なえておりました。
オレンジタウンでのオレンジカフェをはじめとするイベントの数々、自治会のみなさまとのお祭りなどでの交流は、また是非再開できればと祈るばかりです。
地域のみなさんとの関わりを大切にしながら、わたしどものかかりつけの方へ「必ず医療をとどける」という理念を持って、信頼されるクリニックを目指してまいります。
普段あまりお見せしないようなクリニックのバックヤードなどもこれからご紹介しつつ、みなさまに納得いただけるような体制づくりを行なってまいりたいと考えております。
わかさクリニック事務長 安中英人