挫創
この疾患の診療科
特徴
挫創とは、外力(機械的、物理的、化学的)により生じた組織・臓器の損傷(けが)をさします。
一般的には日常生活で最も多く遭遇する、外力により生じた皮膚、軟部組織損傷をいいます。
症状
患部からの出血、拍動性の痛みが特徴的です。
診断
診断は、基本的には外観(見た目)からなされることになりますが、異物の残留を確認するためにCTやレントゲンの撮影による検査が行われることもあります。
挫創は、キズが皮膚・皮下組織のみに限局しているのか、筋肉や脂肪、血管や神経の損傷を伴うのかを的確に判断します。
治療
筋肉や脂肪、血管や神経の損傷を伴う場合は専門的な修復治療が必要となります。
こうした組織の損傷がなければ、皮膚の縫合となります。
創部の汚染(屋外での受傷など)を伴っている場合は、処置後の感染(バイキンの繁殖)の危険性も高く、初期治療時に創部の十分な洗浄と抗生物質の投与が必要です。
予防と改善
予防としては、カッターやナイフ・包丁など取り扱いに注意しないといけないものは十分気を付けましょう。
また転倒などの事故で受傷してしまった場合、患部の十分な洗浄や傷口の保護はもちろんですが、感染症予防の観点からも医療機関を受診することをおすすめいたします。
診療を受けられる疾患の
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