腰椎分離すべり症
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特徴
過度のスポーツ、腰部の回旋(ひねり)などの負担により、腰椎の椎体と椎弓が疲労骨折を起こし、分離してしまいそれが原因で腰椎に対して上位腰椎が滑っている状態のことをいいます。
主に10代の成長期にみられます。
症状
・腰痛。特に体を後ろに反らせたときに痛みを感じる場合が多くみられます
・長い距離を歩くと痛みやしびれが発生し、かがむことで楽になる間欠性跛行(かんけつせいはこう)という症状が多く見られます
診断
腰椎の分離の進行度合いについてはX線検査で確認でき、MRIによってレントゲンでは確認できない初期の疲労骨折の発見や神経の圧迫の程度を確認することができます。
治療
・薬や腰椎の牽引・温熱などの物理療法、硬膜外注射などの対症療法が一般的です。
・症状が改善せず、歩行や立位の保持が制限されて日常生活に支障が出てくれば手術的治療を検討します。手術は分離,ずれの程度によって、神経の圧迫を取るだけの場合と、脊椎固定術を行う場合があります。
予防と改善
・コルセットなどにより、腰への負担を軽減させます
・リハビリでストレッチや腹筋を中心とした筋力訓練などを行うのが一般的です
症状が落ち着いてくるようなら、リハビリなどを継続しつつ様子を見ましょう。
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