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直腸がん

この疾患の診療科

特徴

直腸がんとは、消化管の出口付近にあたる直腸に生じる癌のことです。直腸がんは、日本において発症頻度が高いがんのひとつです。
症状が現れないこともあれば、下血、下痢などの症状が出ることもあります。
直腸がんは早期段階での治療がよい結果をもたらす病気です。疑わしい症状がある場合には、すみやかに医療機関を受診しましょう。

症状

初期の直腸癌の場合、明らかな症状が現れないこともあります。
自覚できる症状としては、便に血液が混ざることや、便秘と下痢を交互に繰り返すことがあります。また病変部位からの出血により、貧血が進行することもあります。貧血が進行していると、動悸や動いているときの疲労感、顔色が悪いといった症状が現れることがあります。
癌によって便の通り道が狭くなると、便自体が細くなることもあります。さらに進行すると便の通り道が完全に閉塞され、お腹の張り、嘔吐、腹痛が強くなることもあります。このような状態をイレウスと呼びます。

診断

診断には大腸内視鏡検査や注腸X線検査といった精密検査が行われます。
精密検査で疑わしい病変があるときには、病変組織の一部を採取する生検を行います。採取した組織を顕微鏡で確認する病理検査により、診断を確定します。
病変部位がどの程度まで広がっているのかを確認することも必要です。腹部CTや超音波検査、直腸周囲のMRI検査などにより病期分類を行い、治療方針を決定します。

治療

治療は癌の広がり具合によって変わります。
癌が直腸の粘膜に限局している場合には、内視鏡(大腸カメラ)を使った治療で病変を切除します。
癌が広がっているときには、手術、放射線療法、化学療法などの集学的な治療方法が用いられます。直腸癌の局所再発を防ぐため、骨盤内に放射線照射を行うともあります。また骨盤部のリンパ節を広範囲に切除する方法が選択されることもあります。
手術の方法は、病変部位がどの位置にあるかによって異なります。直腸には糞便を溜めておく機能があります。これは私たちが自分の意志・タイミングで排泄するための機能です。また自分の意志による排泄には、肛門括約筋が正常に働くことも不可欠です。しかし、発生した部位や広がり具合によっては、肛門括約筋を切除せざるを得ない場合もあります。この場合、人工肛門を増設することもあります。

予防と改善

大腸・直腸がんの約8割 はポリープから発生するといわれてます。つまりポリープを切除することは、がん予防のために大変重要と考えられます。
ですので、定期的な内視鏡を受け早期発見早期治療を心掛けることが一番の予防になります。
また、食生活の改善も予防に効果的です。特にビールはリスクをあげるという報告もあります。

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