急性腰痛症
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この疾患の診療科
特徴
・一般にいう「ギックリ腰」のことです
・急激に発症し、明らかな神経痛や麻痺などが見られなません
・動作により痛みが悪化します
・レントゲンやMRIではっきりした異常が見られません
・急性腰痛の80%は1カ月以内に消失しますが、20%は慢性腰痛に移行します
症状
とある動作に伴い突然腰が痛くなり、動けなくなります。
診断
・腰部の理学所見を重視します
・X線検査、MRI検査で椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍など脊柱管内の病変といった急性腰痛の特異的な変化が見られません。
治療
・急性腰痛はほとんどが数日~数週間のうちに自然に軽快します
・痛みが強い場合にはシップや痛みどめ、軽めのストレッチが効果的な事もあります
・激痛が伴う重度な場合は臥床、安静とし、腰部にアイシング、NSAIDsを投与します
・自然治癒を妨害しない事が重要となります
予防と改善
予防の要点は常に「腰をかばう」事を意識します。
・硬いベッド、布団に寝て腰を平らに(腰椎前腕を緩める)保ちます
・硬めの背もたれつき肘掛つきの椅子に座るようにしましょう
・床から物を持ち上げる時は、しゃがんで体に近付けてから持ち上げましょう
・洗面をするときは膝、股関節を曲げるようにします
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