萎縮性胃炎
- ホーム
- わかさクリニックで診療を受けられる疾患の解説
- 萎縮性胃炎
この疾患の診療科
特徴
萎縮性胃炎の多くが、胃粘膜にピロリ菌が感染することによって長年にわたり炎症が起こり(慢性胃炎)、胃液や胃酸などを分泌する組織が縮小して胃の粘膜が萎縮した状態をいいます。萎縮性胃炎が進むと、胃癌にまで発展する恐れがあります。
症状
胃液が十分に分泌されないことにより、食欲不振や胃もたれなどの症状や、みぞおちの不快感、お腹がはるなどの症状がみられます。
また、無症状で病状のだけが進行する場合もあります。
診断
萎縮性胃炎に特徴的な胃の内部の状態を直接観察する内視鏡検査、ピロリ菌に対して体の内部で作られる抗体があるか、胃の萎縮がどのくらい進んでいるかを調べる血液検査、ピロリ菌感染の有無を調べる尿素呼気試験などがあります。
治療
ピロリ菌の除菌が主な治療となります。
ピロリ菌の除菌は、若いうちに行うと胃粘膜の変化に対しても予防効果があると言われています。また、除菌治療には胃内視鏡検査が必須となります。
予防と改善
ピロリ菌に荒らされた胃粘膜をさらに傷つける要因の一つに『塩』があります。
食事全体の塩分量を減らすことが大切です。また、新鮮な野菜や果物を週1日以上食べる人は、食べない人に比べて胃癌の発生率が低いことが分かっています。
生活面で注意することは、ストレスを避けること、暴飲暴食や喫煙を避け規則正しい生活を心がけることも大切です。
診療を受けられる疾患の
解説へ戻る