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足白癬

この疾患の診療科

特徴

足白癬とは水虫のことで、人の皮膚を好むカビ(真菌)による一種の感染症です。医学用語では、白癬(はくせん)と呼ばれます。

足に感染が起こる足白癬が比較的多いですが、同じ種類のカビはほかにも、体、頭などさまざまな部位の皮膚に感染します。手足の爪にも入り込んで感染することがあり、爪水虫(爪白癬)と呼ばれます。

同居している方との間など、人から人に感染するので、水虫が疑われた場合には全員の治療が必要です。特に糖尿病の患者さんの場合、水虫をきっかけに他の細菌の感染症を引き起こすことが多いため、しっかりと治療することが重要です。

症状

皮膚の外側の層がむけてぼろぼろになったり、湿ってジュクジュクする、あるいは足の裏の皮膚の角質がむけたり、厚くなってごわごわした感じになります。
また、小さな水ぶくれができることや、かゆみを生じることもあります。

診断

水虫の可能性がある場合、皮膚の表面の角質をピンセットで採取し顕微鏡検査を行います。水酸化カリウムという溶液で溶かすことによって白癬菌を確認することができます。多くの場合は顕微鏡で似た症状を起こす他のカビの感染症と区別できますが、患者さんの自己判断で市販の水虫薬を塗っている場合は診断がつきにくくなることがあります。

治療

水虫が爪に入り込んでいない場合で、頭以外の皮膚では症状のある部位に抗真菌薬を塗って治療します。通常、完治までに数週間程度かかりますが、症状によってはもっと長くかかる場合があります。よくある誤解として、治療して1週間程度で症状が改善されるため外用をやめてしまう方がいますが、症状が改善された段階でも真菌は皮膚内に残っている為、その後も継続して薬を塗る必要があります。必要に応じて顕微鏡検査を行い、治療効果を判定します。まれに耐性をもつ菌の場合があるので、その場合は別の抗真菌薬に変更し治療を行います。

予防と改善

予防として、足を清潔に保ち、長時間高湿度にならないようにすることが重要です。
靴下をよく取り替える、通気性のよい靴を履くなどすることによって予防できます。最近では五本指靴下を履くことも有用です。
真菌は皮膚に入り込むまでに最低でも24時間かかると言われているため、毎日しっかり足を洗っていただくことや、ご家族に足白癬の方がいる場合にはスリッパやお風呂後の足ふきマットを分けるなどすることによって感染が防げます。ただし足に傷がある場合では12時間程度で皮膚に侵入するというデータがあるため、足をゴシゴシ洗ったりせず石鹸をよく泡立て、やさしく洗ってください。また軽石などでかかとをゴシゴシすることも角質を傷つけてしまうため注意が必要です。

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