お知らせ
わかさクリニックグループの現在までの取り組みvol.2 自宅療養者への支援
皆さんも報道などでご存知のとおり、新型コロナウイルス感染者数が急激に増加しています。
わかさクリニックでは、狭山保健所からの要請により、8月から新型コロナウイルスに感染された自宅療養中の方への緊急往診を行っております。
現在、約70名ほどの緊急往診を実施し、延べ200回を超える往診で自宅療養および施設療養のお手伝いをさせていただいております。
これらの往診業務は基本的に間嶋理事長が行っており、これまでの防衛医大での勤務経験・知識から感染に対する準備・防御は万全を期して行っております。
これまでの私たちの在宅医療の対象者は、がんの患者様と高齢の方が中心でした。
国のワクチン政策により高齢の方へのワクチン接種を優先的に進めた結果、高齢の方の感染者数は減少傾向となっています。
一方、この1〜2週間の緊急往診の主体は20歳から50歳代の方が占めており、基礎疾患のない方が大半です。
患者さんがご自宅で療養される中で、同居のご家族が次々に感染してしまう状況もここ数週間の特徴と言えます。
先日、高齢者住宅新聞社主催のオンラインセミナーにて間嶋理事長が「在宅医療と新型コロナ感染症」という題を発表させていただきましたが、若い世代の自宅療養者が爆発的に増えていることや軽症患者であっても急に重症化する症例も多いことから、われわれ「地域のかかりつけ医」としても在宅医療にて積極的に対応していかなければいけないフェーズに入ったことを認識されました。
酸素濃縮器の不足や急変時の救急搬送などがむずかしいなど様々な課題もありますが、わかさクリニックでは新型コロナ感染症の自宅療養者に対する医療という課題に対しスタッフ総出で全力で取り組んでおります。
今後も続くと思われるこの状況に対応するため、また、地域の皆様が安心してこの地で生活できるよう、わかさクリニックでは新型コロナ感染症対策チームをつくり、よりよい医療を効率的に提供できる体制を構築し地域に貢献してまいりたいと考えております。
地域の方々へ「必ず医療をとどける」という覚悟で、これからも医療を行っていくつもりでおります。
理事長の外来コマ数が減ってはおりますが、ご理解いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
わかさクリニック事務長 安中英人