関節リウマチ

この疾患の診療科

特徴

多発関節炎を主症状とする原因不明の全身性炎症性疾患です。
軟骨・骨の破壊が進行するとともに関節周囲の支持組織の破綻を引き起こし、関節の疼痛・可動域制限・不安定性・異常可動性などによって変形を生じ、最終的には運動機能障害をひきおこします。
主に20~50歳代に発症し、性比はほぼ3:1で女性に多くみられます。
最近では高齢発症の症例が増えており、60歳以上の高齢発症者では男女差はほとんどありません。

症状

手関節、手指関節の腫脹・疼痛で発症することが多いです。
関節症状は左右対称性に起こることが多く、朝のこわばりを訴えることが特徴的です。
手のほかに足関節や足指関節に症状を訴えることも多く、次いで膝関節、肘関節に多くみられます。

診断

胸部X線写真で、肺炎の広がりがないかを確認します。
一般的に、肺炎は悪化すればするほど、炎症が波及し、陰影が大きくなるため、X写真にて肺炎の広がりがないかを確認することが重要です。
また採血にて炎症反応(CRPやWBCなど)を確認したり、尿検査を実施したりします。
咳や鼻水などの症状があり、血液データにも炎症反応が出ているのにX線写真では正常といわれる場合などは、CT検査を行うことで微小炎症を見つけ出す場合もあります。

治療

・朝のこわばり(1時間以上持続)
・3か所以上の関節炎
・手の関節炎
・対称性関節炎
これらの症状が6週間以上持続する
また、血液検査、X線(レントゲン)により
・リウマトイド結節
・血清リウマイド因子
・レントゲン写真の変化
が見られる。
の7項目からできています。
これらのうち、4項目以上が該当した場合に関節リウマチと診断されます
リウマチの血液検査は診断基準の1つであり、この結果だけでは関節リウマチと診断することができません

予防と改善

原因が不明なため、明らかな予防法はありませんが、日常生活において翌日に疲労を残さないよう休養を取ること、栄養をしっかりととることが重要です。