頚椎捻挫

この疾患の診療科

特徴

骨、関節損傷を伴わない頸椎の軟部損傷をいいます。
一般的には、交通外傷、とくに「むちうち損傷」と呼ばれる機序により発生した病態と同義に使われることが多いです。
追突事故、正面衝突などで頸椎の過伸展、過屈曲が瞬時に強制され、あたかも鞭がしなるような受傷機転から「むちうち損傷」と呼ばれます。

症状

・頚部の痛みや可動域制限
・頭痛
・吐気
がみられます

診断

レントゲンにて骨折、脱臼のないことを確認します。
症状が長引く場合にはMRIにより椎間板や棘間靭帯などの損傷の有無を確認します。
頭痛、めまい、耳鳴り、眠気などの症状を伴う時は、バレ・リュウ症候群と呼ばれ、椎骨動脈の攣縮が原因と考えられています。

治療

まずは冷やすことで痛みを緩和し、炎症を抑えます。
頸椎カラー(コルセット)を使用し首への負担を軽減します。
炎症が治まったら首の筋肉をほぐし、機能回復のためにリハビリを行います。

予防と改善

交通事故によるものが多いため予防は困難ですが、日頃から首を急激に動かさない、ストレッチをしておくなどしておきましょう。
また、骨折や脱臼が無ければ受傷後の安静の後は、頚椎を動かすことが痛みの長期化の予防となります。
安静期間はできるだけ短い方がよいでしょう。
慢性期には安静や生活制限は行わず、ストレッチを中心とした体操をしっかり行うことが最良の治療となります。